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ひとりきりで考えごとの場

ここに、日誌みたいに、日々の思うことを記録していこうと思う。

 

2月13日
4月についてこの数日さんざん妄想したことをついに決心に変え、動き出す。お金には換えられないようなハイリターンを切望しながら、ハイリスクを果敢に冒す。

 

2月12日
3月開催の『White』の企画と構想。会場のテーマパーク化を図りながら、興奮。食べ物ネタの物語を並べたのには理由がある。『Weapon』が重く深かったのに対し、今回はとにかくカラフルで楽しい空間作りに命をかける。

作曲用にピアニカも購入。ワクワクしてしあわせ。

メールで届いた長文の感想がうれしい。作品の完成は参加者の心の中で起こる。しかも、終演から時間をかけて起こる。なんてことも思う。

 

2月9日

終わるなり、もう来月の準備が楽しくて楽しくて仕方がない。オムレツ座は初演時は15分という制限があったものでもろもろ短縮した部分もあった。悪戯に冗長なものを作る気などさらさらないけれど、大好きな作品だけに素敵に進化させてあげたい。とりあえずピアノを弾きながら考える。二本立てなことについて作戦を考えていたのだけど、なんか、劇場自体がテーマパークな感じにできないものか。ホワイトはホワイトデーから来てる。「お菓子の家」みたいにしたい。スタッフも悪ふざけに拍車がかかってきたから、どんどん欲張る所存。

 

2月8日

カスタネット、だぼラボ終了。公演としては前回よりも余裕をもって運営できた。めげずに繰り返すことの重要性を感じる。ともきとありふみと「んっとに、ひとりじゃできねぇなあ」と笑い合った。学生時代よろしくノリと勢いで敢行している公演。勢いがつきすぎると思わぬものがはみ出すのだけれど、これがなんとも、自分でも予想がつかなかったほどのものであったりする。動けば動くほど、原石状態の宝石がこぼれ落ちる。磨くと、それは数ヶ月後には宝石になる。重要なのは、その宝石のお披露目回を、これまたノリと勢いでやること。

それにしても『カスタネット』がこんな素晴らしい作品になるとは流石に想像できなかった。また創らせましたね、と天を仰ぐ。しかし百人程度の目にしか触れていないのは、申し訳ない。再演のチャンスを探る。
肉体の感覚、リズムの感覚も戻った。やはり、自分のテリトリーでの語り部としての魔力、戦闘力では誰にも負ける気がしない。「俳優」の仕事が重なると様々なコンプレックスやらを抱くこともあってしまうもので、こういう、自分がプロの末原拓馬であると思い出すこと、だいじ。
【だぼラボ】は安定のお祭り騒ぎ。アダボリブと名付けた即興芝居のクオリティたるや我ながら驚くべきところだった。参加者からお題をもらって始めたところ『スリとブースとリバーシブル』と言う作品に。収録していなかったことは、悔やまれる。観ていたひと、記憶の中で大切にしてください。今さら自分が天才だと感じてももう驚かないけれど、地味に、あの狭い地下室で起きたことって、別に世界のどこに出しても恥ずかしくないんじゃねーの、と思う。

魔法使いの実感。自分の場合は、戦闘派の魔法使いなのだなあ、と思った。

素晴らしい夜に感謝。前説をやって受付をやってくれた悪友アリフミと、アクロバットなオペを見事にこなしてくれたトモキに心から感謝。実務的にも助かってるけど、もっともっと奥底の、スピリチュアルな部分での依存。

すぐに、来月の準備にかかる。

 

2月3日夜

3月版『White』の予約開始。「弱虫ココアといばりんぼうのマシュマロ」+「オムレツ座よ瞼の裏で永遠に」の二本立て。ホワイトデイもあるから。この月は、プレゼント色が強い。とにかく、みんなが笑顔になることを考えて贈りたいな、と思ったのだ。物語は幸せに直結する。それを知って欲しい。

 

2月3日午前

曲はできているのに、「ミュージカル」と銘打つことに躊躇があった。独り芝居で歌うなんてことが、うまくいくかは正直わからないし、何より、歌は緊張する。でも、とりあえずのところ、作品がグッと深まる、と言う感覚が見えたのである。だから、ここはひとつ、踏ん張ってみることにする。一回目でどこまで成功するかはわからない。でも、やってみる。その方が、この物語を強く伝えられると思ったから。

 

2月2日

「劇場なんて潰れる」と言う発言がブーム。そんな中、僕はこのタイミングで専用劇場を創ろうと思っている。無茶は承知だけれど、やせ我慢でも何もない。出版業界のことなんて知らないけれど、紙媒体がどんなに減っているとは言え、母が子に読み聞かせる絵本だけは永遠になくなりっこないと僕は思っている。減ることは合っても、なくなりはしない。絵本だけはタブレットじゃダメだ。理論的でなくても、感覚的に理解できること。劇場は?演劇は?シンプルに考えて、何千年続いて来たものが、突然、この数十年(自分の寿命)で消えることはないだろう。そして、もし消える運命だとしたら、それを阻止することこそが、自分がこの時代に才能を持って生まれた意味なのだろうと思う。

 

2月1日

客演が終わり、『カスタネット』。自分にとっては今回音楽が大切だと思っているもので、音楽作り。全曲オリジナルにするわけではないけれど、作品の大切な部分を、ピアノつまびいたりしながら掘り当てる。昨日までがゴージャスな舞台だったこともあるし、これからの客演も、各種ジャンルは違えどとっても上等なように思う。そんな中、貧乏公演であるこの『Weapon』ではなにをどうしたらいいんだろうか。一端、「あらゆる制約がないとしたら、自分は何をしたいか」と考える時間を設けた。思いつくところが、たくさんあった。やりたいことをやる。本当に、大切なことを。ドキドキしている。素晴らしい景色を贈りたいんだ。

 

 

1月29日
狭い場所での「物語り」は贅沢だし、特別。豪華な美術が作れるわけでも、照明がピカピカるわけでもない。想像力に頼ることになる。そして想像力てやつは、頼られるとものすごく、働く。

 

 

1月28日

昨日、音楽関連をやったのが原因だと思うのだけれど、客演や、日常生活などをしっかりやっているのにも関わらず、自分の根底に『カスタネット』が動き出している。音楽制作に関しては、ラスボスがあまりに身近にいるため、あまり調子に乗ることは出来ないのだけれど、物語の書き手である自分の魂が溶け出していることだけは自信がある。そして、今回なんかは、それが一番大事であるようにも思う。どうしても、派手な演出ばかり思いついてしまうが、バニラスタジオでの限界もあるし、それ以上に、バニラスタジオだからこその奇跡も多く起こると確信めいている。

 

 

1月27日

客演の方が休演日なので、どっぷりと『カスタネット』に費やす。曲を創ってみた。物語の狂言回しはドブロクと言う名前の極悪非道な男なのだが、初演のときよりもこのドブロクについて深く掘り下げたいと思っていて。ひょうひょうと、自分本位に生きるドブロク。彼は世間を恨んでいるのか。なんだか不思議なのだけれど、曲を創っていたら、その辺りのことが、前よりもクリアにわかってきた。この物語を届けたい。強く、そう思う。

 

 

1月22日

ホチキス本番前日で、場当たりに1日を費やした。とにかくゴージャスな現場で、スケール感には素直に後輩としての尊敬を抱く。「じゃあ僕はどうする?」と、やはり考える。

 

おぼんろは閉鎖的と言われることに少なからず傷つく。「古い客層が多くて入りにくい」と言う「新しい客層」の意見と「新しい客層が増えて居場所がない」と言う「古い客層」の意見の両方が届いてくるもので、板挟み具合に呼吸困難よろしく青ざめる。実際には、客層に新しいも古いもなくて、丸ごと全員グラデーョンのように、そのひとそのひとが、それぞれまったく違う関わり方で、物語りに、空間に触れている。そう思っている。贔屓も特別扱いも、あるわけがない。なんとなく、何かが誤解を招いているのだな、と思う。閉鎖的だ、とか、何かしら、入り込みにくかったり、居心地が悪い思いをさせたりしてしまうことは、とっても心苦しい。なんとなく、劇場のサイズ感だとか、告知の仕方に原因はあるような気もして、反省。たくさんのひとに物語を伝えたい。考えるべきことは、考えて行こうと思う。

 

 

1月21日

4月公演の会場の下見にいってきた。ワクワクしまくって悶絶しそうだったけれど、ちょっと交渉が必要そうで、4月じゃなくなるかも。とりあえず1、2、3月はバニラ縛りにしたけれど、あちこち面白いところでやりたいという目論みがある。バニラを3回も続けようと思ったのは「とりあえず、逃げ出さないように、四の五の言わず、3ヶ月分予約!」て言うのもあるし、あとは、もうシンプルに、バニラって言うおいしそうなネーミングが気に入ったから。

 

ともきとも連絡を取り合う。また、だぼラボでちょっとしたコラボ作品を提出するつもり。

 

誰かを思いやるために話した言葉は、本当にひとを救うことが出来ると思う。一方で、誰かを傷つけようと意図して吐いた言葉は、本当に醜く、他人を傷つける。不思議なのは、誰か特定に対して発された言葉でも、言葉自体に威力があると言うこと。ダメだ、悪い言葉は、なるべく吐かないでいたほうがいい。美しく生きるためには、美しい言葉を吐くのが絶対にいいんだ。例えそれが、言葉だけでも。例え万が一、嘘だとしても。なんてことを考えてしまう自分は、行き過ぎている、とは思うけれど。

 

 

1月20日

ちょっと大切な話。『ひとりじゃできねぇもん』は『1』『2』『3』とカウントしてきた。で、ずいぶん間が空いて、この1月からシリーズ再開なのだけれど、カウントの仕方がいまさらわからず。かと言って、「ひとりじゃできんぇもん、2月にやるやつ」みたいな呼び方しかないのも嫌だなあ、と思って。でもなあ、また『4』から延々数えて行くのもなぁ、などと考えていて、やっぱり、毎回、公演名はつけることにした。Wから始まる公演タイトルにする。もう終わってしまったけれど、1月のは『Wake ~目覚め~』そして2月のは『Weapon~兵器~』とする。いちおう、だぼだぼ=WWを基本コンセプトに置いているので、『WWW』みたいな感じがいいかな、と。と言うか『ひとりじゃできねぇもん』も、なんか書きにくいし略しにくいよなぁ、と思っていたりもする。どこかのタイミングで変更も視野に。ライフワークだからね。大事に大事に、自由に無限にカスタマイズを続けたい。

 

 

1月18日

3月公演の内容についてイメージが固まった。うしししし。いい感じだ。

 

 

1月17日

いろんなニュースをみて、なんかなー、っておもう。誰かの言葉を盗み出して来て、その言葉が死んでしまうような環境に放り出すようなことが横行してる。言葉を吐いたひとを追いつめてしまった言葉たちは、ただただ哀しくて、化け物になってしまう。「言わなきゃ良かった」と思われた言葉ほどかわいそうな存在はない。言葉を大切にしないと罰が当たるんだぞ。ここは、譲らない。言葉をないがしろにしたらいけない。これは、俺の宗教。魔法の源泉。

 

 

1月13日

『カスタネット』をどの程度演劇化するかを検討。世界の歴史に残ってもおかしくない物語だと思っているので、流布しやすい形式にしてあげたい、と言う親心もあり。音楽劇にするか?なんて考えて、鍵盤叩きながらルンタッタと考える。楽しい。

 

 

1月 日

演目を決定。『カスタネット』。とにかく、言葉にまつわる魔法について語ることが、今の自分の使命であるような気がものすごくしている。

 

 

1月10日

アンケートを読んで方針気味にじんわりする。やってみてわかったことがあまりに多かった。

 

 

1月9日

本番。当日制作にはズブズブの素人である親友アリフミを起用。奇跡。ほとんどの参加者が500円玉を持って来てくれた。おかげで、500円長者になった。本番については書くことがありすぎるので、ブログの方に書いた。とにかく、自分の中の一番大切な部分にアクセスする時間だった。まだまだ世間知らずだけど、でも、ちょっと、知ってきてしまったせいで、心の奥底に隠してしまった大切なものがあったんだな、と気付く。うすうす気付いていたことを、改めて、堂々と、心して、気付く。

 

 

1月8日

本番前日。やることがありすぎて気が狂いそうになりながらも、ともきとともにリハーサルをする。ところが前日深夜に、両替用の小銭がないことが判明。不味い。明日は休日だから銀行は無理。Twitterで「なるべく小銭を!」と呟く。

 

 

1月6日

客演稽古との同時進行がそれなりにガツンと大変。グッズについて考える。お金儲けをしたいわけではないもので、なんか、意味のある物を用意したい。ものなんていくらでも溢れるこの世の中だからこそ、祈りや願いを込めたものを用意したい。でもお代はいただくぜ。活動資金をためるんだ。

 

 

12月某日

実のところ公演は事前に振込んでいただくのがいい、と思っているもので、そう手配しようと思ったけれど、考えてみたら、そのための口座がないことが判明。作り方もわからず、右往左往。とりあえず、第一回には間に合わない。うむ。当日精算でゴー。

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